「試験」といふ問題が出て居た

『日本人』に「試験」といふ問題が出て居たので端《はし》なく試験といふ極めて不愉快な事件を想ひ起した。 余は昔から学校はそれほどいやでもなかつたが試験といふ厭《いや》な事のあるため遂《つい》には学校といふ語が既に一種の不愉快な感を起すほどになつてしまふた。 余が大学予備門の試験を受けたのは明治十七...

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植木屋二人来て

 植木屋二人来て病室の前に高き棚を作る。日おさへの役は糸瓜《へちま》殿夕顔殿に頼むつもり。 碧梧桐《へきごとう》来て謡曲二番|謡《うた》ひ去る。曰《いは》く清経《きよつね》曰く蟻通《ありどおし》。[#地から2字上げ](六月十二日)

 日本の牛は改良せねばならぬといふから日本牛の乳は悪いかといふと...

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熱高く身苦し

 熱高く身苦し。初めは呻吟《しんぎん》、中頃は叫喚《きょうかん》、終りは吟声《ぎんせい》となり放歌となり都々逸《どどいつ》端唄《はうた》謡曲|仮声《こわいろ》片々《へんぺん》寸々《すんずん》又継又続|倏忽《しゅっこつ》変化|自《みずか》ら測る能はず。一夜例の如く発熱詩の如く偈《げ》の如き囈語《げいご...

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